東京五輪・女子バスケ 長岡選手の 銀メダル祝福 浦河町内2カ所に懸垂幕

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  • 2021年8月17日

 新型コロナウイルスの感染拡大で開催が1年延期された東京五輪で、日本は史上最多のメダル総数58個を獲得し、浦河町出身のバスケットボール女子日本代表の長岡萌映子選手(27)=トヨタ自動車所属=も銀メダル獲得に貢献した。「祝銀メダル」と祝福する懸垂幕が、町内2カ所に掲げられている。

 長岡選手は幼稚園まで浦河町で過ごし、父親の転勤で札幌市に転出。180センチを超える長身からバスケの強豪校、札幌山の手高校に進学、成長した。高校3年でロンドン五輪代表候補になったが落選。前回のリオ五輪では代表に選ばれたが、思うような活躍はできなかった。

 今大会では、1次リーグ・フランス戦終了間際に3点シュートを決めるなど勝負強さを発揮。決勝トーナメントでは毎試合出場して得点を重ね、6試合で87分出場。24点の総得点を挙げ、女子バスケの快進撃、初のメダル獲得の一翼を担った。

 懸垂幕は浦河町が役場庁舎に、浦河町スポーツ協会・浦河町スケート選手後援会・浦河町バスケットボール協会が連名で総合文化会館に掲げた。五輪女子バスケ日本代表の長岡選手の名前を大きく表し、町を挙げて祝福している印象だ。

 町内に住む祖父の花谷実さん(87)と祖母の勢津子さん(79)は東京五輪期間中、孫の活躍を自宅のテレビの前で応援。次々と強豪を倒しての決勝進出に興奮の毎日を過ごした。実さんは「メダルを取れるところまでいったことに、よく頑張ったなと思う」とこれまでの努力が報われたことをたたえ、「コロナの感染拡大もあり、浦河にはしばらく来られないのでは」と話しつつ、再会できる日を楽しみにしている。

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