五輪選手ら役場表敬 ウズベキスタンの5人来町-日高

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年8月12日

 東京五輪のホストタウン事後交流の一環で、ウズベキスタンの近代五種の選手、アレクサンドル・サフキン(男性)、アリセ・ファルフトジノア(女性)の両選手と役員2人、通訳1人が10日、日高町役場を表敬訪問した。

 日高町がウズベキスタンのホストタウンとなった交流事業は、スポーツの振興や教育文化の向上、共生社会の実現を主な目的としている。

 2人の選手は、「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれている、近代五種競技「フェンシング・水泳・馬術・レーザーラン(射撃・ラン)」に出場した。

 役場では大鷹町長が、「暑い夏のオリンピック、本当にお疲れさまでした。無観客ということもあり、日本の方々と交流できなかった分、日高町で交流し、楽しんでいただきたい」と出迎えた。

 ウズベキスタンの選手関係者は「日本の関係者がいろいろと心配りをしてくれて無事に終えることができ、感謝している。コロナ禍でオリンピックが本当に開催されるか不安だった。1年遅れでもオリンピックをやっていただいて、うれしかった」と語った。

 2人の選手は開会式には参加していないが、閉会式には参加し、「ショーも良かったし、心のこもったおもてなしをしていただき、あっという間に過ぎてしまった」「選手村では、日本食がおいしかったし、アスリートにとって大切な睡眠を十分取れる施設設備でした」「昨日、ウズベキスタンの選手が10月にバルセロナで行われる世界選手権大会に出場できることが決まった。次の大会に向けて、母国へ帰ったら練習を始める」と話した。

 交流事業では、競馬場見学、スポーツ少年団との交流、ブリーダーズ見学、日高西部消防組合の見学などを12日まで行い、帰国の途に着くことになっている。

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