静内農高生が育てた ケントオー 新馬戦デビューは5着

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年8月9日

 新ひだか町の静内農業高校(佐藤裕二校長、生徒129人)で生徒が育て、昨年の北海道市場サマーセールで同校史上最高額の2750万円で落札された競走馬の「健叶(けんと)」ことテイエムケントオーが7日、中央競馬の函館開催第5レースの2歳新馬戦(芝1200メートル)でデビューした。この様子を、同校視聴覚室で1~3年の生徒21人が担当の小林忍教諭と共にテレビで見守った。

 スタートで出遅れたケントオーは、終盤巻き返すようにゴールを目掛け一気に前の馬に迫り生徒たちを沸かせたが、先頭には届かず5着に。

 それでも馬コースの千葉綾乃さん(2年)は「出遅れたときは心配したが、5着に入り無事に走ってくれたので安心した」と胸をなで下ろした。立神栞音さん(同)は「無事走ってくれてよかった」と完走を喜んだ。

 小林教諭は「ここまで育成してもらい、また生徒にこうして夢を与えてもらい、関係者に感謝したい」と話した。

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