観光客でにぎわう商業施設「海の駅ぷらっとみなと市場」に加わったおにぎり店。7月5日にオープンし、店主の宮腰憲介さん(40)は「北海道のおいしい米や魚を生かし、みなと市場らしいおにぎりを提供したい」と意気込む。
同施設では海鮮丼など1000円超えの価格帯のメニューも多いが、同店はおにぎり1個200円からの安さや手頃さが売り。宮腰さんは「観光客だけでなく、市場内で働く従業員や地元客にも来てもらいやすい商品」とアピールする。
おにぎりは、道産素材の定番「たらこ」(300円)、「すじこ」(500円)など10種類以上。お薦めは「卵黄醤油(しょうゆ)漬け」(400円)で、「塩み加減がいい」と太鼓判を押す。こだわりはアクセントの塩で沖縄県粟国島産。「塩味の中に甘さもある」といい、塩をより味わえる「塩むすび」(200円)も用意した。
宮腰さんは、市場内の「ぷらっと食堂」で2022年から修業し、念願の独立を果たした。同店勤務時代に自身が考案した、苫小牧産ホッキ貝をふんだんに使う「贅沢(ぜいたく)ホッキ御膳」(1800円)もメニューに加え、「リーズナブルから豪華なものまで、おいしいものだけをそろえた」と胸を張る。
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営業時間は午前7時~午後4時。水曜定休。店内はカウンターとテーブル計17席。問い合わせは同店 電話0144(84)3910。