がん遺伝子パネル検査 6割超が満足

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  • 2024年5月9日
がん遺伝子パネル検査 6割超が満足

  がん細胞の遺伝子変化を調べる「がん遺伝子パネル検査」に関するアンケートで、満足度が64・5%に達したと、東京大医学部付属病院などの研究グループが発表した。

   同検査は、標準治療がない場合などに、多数のがん遺伝子を一度に調べ、個々の患者に適した治療法を探す目的で行われる。

   研究グループは、2021年3月~22年7月に検査の情報源、検査に対する理解度や満足度(10点満点)に関するアンケートを実施。検査を受けた933人(10歳未満~90歳以上)の回答を分析した。

   その結果、医療者からの説明で初めて検査について知ったのは84・0%で、説明が分かりやすい(7点以上)としたのは75・2%、新たな治療を始めたのは9・8%だった。

   検査のプロセスに対する満足度は高く、64・5%が7点以上をつけ、過半数を占めた。理由としては「がんのリスクについて考えられた」「検査結果を詳しく説明してくれた」などが挙げられた。

  (メディカルトリビューン=時事)

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