最近、よく耳にするフレイルは、心身の状態が「健康」と「要介護」の中間にあること。症状が進めば寝たきりになってしまう恐れがある。似たような言葉がサルコペニア。加齢や病気などによって筋肉量が減り、転倒や骨折のリスクが高まる。それが認知症やうつ病の発症にもつながるリスクも指摘されている。
夏の間は暑く、運動といえば庭先の雑草取りぐらい。ようやく過ごしやすくなったと思ったら日没が早く、帰宅後の散歩は暗くて危険過ぎる。早朝は苦手、今は寒くなり過ぎた。と言いつつも最近の運動不足が気になり、先日、休みを利用して思い切ってウオーキングに出掛けてみた。家の周りを40分。5002歩。
軽く見て周到な準備運動なしに出発し、戻った時には、足のふくらはぎがぱんぱん。軽い肉離れのような痛さ。やはり無茶はいけない。翌日は周囲に情けない姿を気付かれないように歩いた。
自分がフレイルか、またはサルコペニアかを計測する方法がある。両手の親指と人差し指で輪っかを作り、ふくらはぎを囲んでみる。輪っかで囲めなければ安心。輪っかで囲むことができるほど足が細ければ要注意。筋肉量が足りない。
季節は冬。念入りな準備体操をして心地よい運動を楽しみたい。(教)