日本人7万人超のデータを解析した結果、夕食時間が不規則な人は、血圧の高さにかかわらず心筋梗塞などの心血管疾患による死亡リスクが高まることが分かったと、大阪大大学院などの研究グループが発表した。
研究グループは、研究参加時(1988~90年)に心血管疾患がない40~79歳の7万2658人(高血圧1万5386人、非高血圧5万7272人)のデータを解析し、夕食時間と心血管疾患による死亡との関連を検討した。
中央値で19.4年の追跡期間中に4850人が心血管疾患で死亡した。年齢や性別の影響を調整した解析の結果、夕食を午後5時~同8時に食べる人に比べ、時間が不規則な人は心血管疾患による死亡リスクが28%高かった。血圧の高さで分けて解析しても、不規則かつ高血圧の人で32%、非高血圧の人で26%高かった。さらに、不規則かつ65歳以上で高血圧の人は80%高かった。
(メディカルトリビューン=時事)