子どもの頭痛には、不規則な食事または夜型の生活、スマートフォンやテレビなどの画面視聴時間の長さが関係する可能性が示されたと、カナダの研究グループが発表した。
研究グループは、カナダの住民健康調査に回答した5~17歳の子ども497万8370人のデータを解析。食事の時間、画面視聴時間、運動、飲酒や喫煙(受動喫煙を含む)などの習慣と、週2回以上の頭痛との関連を調べた。
6.1%が週2回以上の頭痛があると回答。年齢と性別を調整して分析した結果、頭痛リスクには夜型生活、週に21時間以上の画面視聴時間の長さが関係し、12~17歳では、月5回以上の暴飲暴食、喫煙、電子たばこや大麻の使用、飲酒などが関連していた。
一方、規則正しい食生活を送ることは、頭痛リスクの低下と関係していた。運動量との有意な関連は認められなかった。
(メディカルトリビューン=時事)