マスクは「個人の意思」 コロナ後の着用動機

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  • 2024年5月28日
マスクは「個人の意思」 コロナ後の着用動機

  新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行した後も、マスクの着用率は急激に低下せず、着用動機は個人の意思によるものが強かったと、大阪大などの研究グループが発表した。

   研究グループは、2022年10月から日本在住者約2000人を対象に行ってきた調査のうち、23年2~10月に実施したデータを解析。マスク着用率や、「政府の推奨」「周囲の着用状況」といった社会規範が及ぼす影響を調べた。調査期間には、マスク着用が個人の判断になった同年3月、5類に移行した同5月を含んでいた。

   解析の結果、同3月に入ってからもマスク着用率は急減せず、7月以降に着用しない人との二極化が見られるようになった。

   着用の動機を検討したところ、「政府の推奨」や「周囲からの強い同調圧力」が大きく影響した結果は認められず、研究グループは「『私がしたいから』という個人の判断が大きかった」と指摘している。

  (メディカルトリビューン=時事)

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