化粧落として運動を 乾燥肌の元に

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  • 2024年5月7日
化粧落として運動を 乾燥肌の元に

  化粧をしたまま運動すると皮膚表面の油分が減り、乾燥につながる可能性が示されたと、米国などの研究グループが発表した。

   研究グループは、健康な大学生の男子20人(平均年齢26・3歳)と女子23人(同23・1歳)に、額と頬の片面(右か左)にファンデーションを塗布した状態で20分の歩行運動を行ってもらい、運動前後で左右の皮膚の状態を比較した。

   その結果、運動後は塗布の有無にかかわらず、額の皮膚の水分と弾力性が増加した。毛穴の大きさは、塗布していない額では拡大した。塗布した額と頬の毛穴は、塗布しなかった面と比べて小さくなり、表皮の油分が減少した。

   研究グループは「ファンデーションで皮膚の水分蒸発が部分的に抑制され、水分が増加した結果となったが、毛穴はふさがれ油分は良好に保たれなかった。乾燥につながる恐れがあり、運動中の化粧は避けた方がよい」と指摘している。

  (メディカルトリビューン=時事)

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