小学生を対象に行った調査から、9割弱の子どもが学校で排便を我慢した経験があることが分かったと、医薬品メーカーの森下仁丹(大阪市)が発表した。
同社は2月、全国の小学1~6年生804人を対象に、腸の健康や排便の実態、トイレ事情などについて調査した。
その結果、便の状態が健康的だった人は81.1%で、半数以上は健康な腸や便を保つために「食事」「運動」「睡眠」「排便を我慢しない」ことが大切だと理解していた。ただ、日常的に実践できていたのは37.6%にとどまった。
また、便の状態が健康だった人のうち、86.8%が「学校で排便を我慢したことがある」と回答。「いつも我慢している」(4.8%)人に理由を聞くと、「他人友人に知られたくない」が最も多かった。学校外で我慢したことがある割合も79.5%を占めた。
(メディカルトリビューン=時事)