新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)した後、倦怠(けんたい)感や関節痛、せき、味覚や嗅覚の障害などの「コロナ後遺症」を長期間経験した患者は、心臓病や脳卒中、ぜんそくなどのリスクが高い可能性があると、米国の研究グループが発表した。
研究グループは米国の保険請求データに基づき、2020年4~7月にコロナにかかり、その後コロナ後遺症と診断された患者1万3435人と、罹患していない2万6870人を1年間追跡調査し、心臓病や脳卒中、呼吸器疾患、死亡のリスクを比較した。
分析の結果、非罹患者に比べ、コロナ後遺症があった患者では、追跡期間中に不整脈などの心臓病、肺塞栓症、虚血性脳卒中、冠動脈疾患、ぜんそくなどを発症するリスクが1・78~3・64倍高かった。また死亡者の割合も、非罹患者の1・2%に対し、後遺症患者では2・8%と約2倍に上昇した。
(メディカルトリビューン=時事)