週に1~2回、1日当たり8000歩以上歩くだけでも死亡リスクが低下することが示されたと、京都大と米カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究グループが発表した。
これまでの研究で、1日の平均歩数が8000歩を超えると死亡率が下がることが分かっているが、週に何回達成すれば良いか明らかでなかった。研究グループは、米国で2005~06年に行われた国民健康栄養調査に参加した20歳以上の3101人(平均年齢50.5歳、女性51%)のデータを分析。週のうち8000歩以上歩いた日数を0日、1~2日、3~7日の3グループに分け、10年後の死亡リスクを比較した。
分析の結果、全ての死因による死亡リスクは、0日の人に比べ、1~2日の人で14.9%、3日以上の人で16.5%下がった。死因を心血管疾患に限った場合の死亡リスクは、それぞれ8.0%、8.4%低下した。
(メディカルトリビューン=時事)