熱戦を展開 白老でゲーリング世界大会 小学生から高齢者まで

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  • 2025年1月21日
熱戦を繰り広げた世界大会
熱戦を繰り広げた世界大会
優勝した大町ゲーリング同好会(後列)と準優勝の大町新寿会Bチーム
優勝した大町ゲーリング同好会(後列)と準優勝の大町新寿会Bチーム

  白老町教育委員会は18日、第2回ゲーリング世界大会を町中央公民館で開き、10歳から90歳までの町民54人が熱戦を繰り広げた。白老町発祥の軽スポーツ「ゲーリング」を幅広い年代や地域に広めようと、町大会が25回を数えた後、昨年から「世界大会」と称している。

   ゲーリングは、ゲートボール、カーリング、パークゴルフの要素を合体させた室内競技。1996年に同町で始まった。全長7メートル、幅1メートルのコートの中心にある得点円を狙い、パークゴルフ用のクラブでゲートボールの球を五つずつ交互に打ち合う。得点円の中は0~30点に区分けされ、1試合につき5セット、1チーム3人の合計点数を競う。

   大会は予選リーグと決戦トーナメントを展開し、参加者らが見守る中、大町ゲーリング同好会の大屋正義さん(83)、後藤敏雄さん(88)、国保美津子さん(83)の3人が2代目王者に輝いた。準優勝は、白老小4年の竹本さくらさん(10)と松本椿紗(つばさ)さん(10)、師匠の佐藤征さん(87)で構成する大町新寿会Bチームだった。

   優勝した大屋さんは「若い人たちと共に汗を流し、笑顔と活気に満ちた大会で優勝できて光栄。試合後も握手を交わし、素晴らしい気持ち」と満面の笑顔で健闘をたたえ合った。

   小学生の2人は、佐藤さんの指導で毎週土曜、白老中央生活館で練習を重ねて2年目。竹本さんも松本さんも「初入賞でき、うれしい」と声をそろえた。

   町スポーツ推進委員会の降矢愛弓事務局長は「小学生から仕事を持つ人、高齢者まで幅広い世代が交流する機会につながった」と講評した。会場では町健康福祉課が健康チェックのブースを設け、社台のNPOウテカンパがカレーやお茶を提供するなど大会を支援した。

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