昨年の火災発生21件 胆振東部消防組合 前年より大幅増

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2025年1月18日

  胆振東部消防組合は2024年の火災、救急、救助の件数をまとめた。厚真、安平、むかわの胆振東部3町の火災発生は21件で、23年の11件から10件の大幅増となった。救急は1269件(前年比12件増)、救助は14件(増減なし)で前年並みの水準。25年は火災防止に向け、啓発活動に力を入れる。

   同組合によると、火災の内訳は建物が最多の9件(前年比1件増)で、うち住宅が4件(同3件増)。車両5件(同3件増)、林野1件(同1件増)、その他6件(同5件増)となっている。建物火災の原因は、天ぷら油2件、ごみ焼き2件、ガスバーナー1件、不明4件だった。

   火災の被害金額も3951万3000円(同3327万円増)と大幅に増え、同組合は「建物内の機械が焼けるなどして金額が上昇した」としている。発生時期は4月の7件が最も多かった。

   救急の内訳は、急病783件(前年比23件減)、一般負傷190件(同17件増)、転院搬送167件(同36件増)の順。救助は交通が10件で最も多かった。

   119番通報に関して同組合は、都市部で見られるような不要不急の通報は少ないとし、「急病やけがなど、つらい時は遠慮なく通報してほしい」と呼び掛けている。

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