動画投稿サイト活用を 白老東高 地域探究学習発表会

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2024年12月9日
コミカルな動きも交えて地域探究の成果を発表する生徒

  白老東高校(大木康弘校長)は6日、地域探究学習発表会を同校体育館で開いた。1年生52人が、JR白老駅周辺の商店や施設を巡ってまちの現状や課題を学び、考えた解決策を、大塩英男町長、町議、町民ら約25人の前で発表した。生徒のユニークな発表に参加者から拍手を送られる場面もあった。

   生徒たちは11月、「総合的な探究の時間」の授業で5人ほどの班になり、行きたい店や施設に出向いた。店主や施設責任者に仕事や苦労を聞き、内容を基にしてまちづくりにつながる案を練ってきた。

   発表会では「白老は高齢者が多い。若者と共用の休憩スペースがほしい」「店同士のコラボを橋渡しして」「動画投稿サイトを活用して世界に白老をもっとPRして」といった要望を示した。ダンスを交えたりコント仕立てにしたり動きのある発表をする班もあり、「自治体間交流をさらに活性化させ、観光客への接し方やフォローを手厚くして移住につなげる」といった提案には参加者から拍手が起こった。

   大塩町長は各班の発表に感想を延べ「皆さんを観光大使に任命したいくらい。発見と熱意ある発表に胸を打たれた」と語った。11月に生徒の取材を受けた白老文化観光推進実行委員会の中村諭事務局長(67)は、同校の地域探究学習が3年間続けられることに触れ「下調べを含む調査と考察を繰り返し、自分の探究心をさらに増幅させていってほしい」とエールを送った。

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