噴火湾の漁港 ライトタックルで根魚

  • 釣り
  • 2021年12月9日
トウベツカジカ。秋の産卵期後の居残り組か
トウベツカジカ。秋の産卵期後の居残り組か
1投目でヒットしたシマゾイ
1投目でヒットしたシマゾイ
洞爺湖町の虻田漁港大磯区
洞爺湖町の虻田漁港大磯区

  根魚狙いのロックフィッシングで好ポイントが多いのが噴火湾。寒さの緩い日曜の午後、ライトタックルの手軽な釣りを楽しんだ。

   アブラコの”聖地”室蘭港を過ぎて向かったのは伊達市の伊達漁港。港内はチカ釣りが2組で、ほかは北防波堤から外海への投げと身餌を使った消波ブロックの穴撃ちが数人だった。声を掛けると小型のガヤ(エゾメバル)以外、目立った釣果がないという。移動した方がよさそうと判断し、洞爺湖町に向かった。

   入釣したのは仲間が今季、大物を上げた虻田漁港大磯区。ジグヘッドリグに3インチのワーム(シャッドテール)を付け、岸壁際と魚道のアブラコを狙った。小さな当たりはあるものの、針掛かりするほどのサイズではない。それでも丹念に探り続けるとケーソンの継ぎ目でガクンといい当たり。合わせが遅く根に潜られてしまった。

   ライン(道糸)を少し緩めて様子を見ていると、魚が動く様子が伝わる。今がチャンスと決め、ドラグを締めてさおを強引に引き上げてみた。「ズルッ」と抜ける感じで根から魚を離すのに成功。キャッチすると、思いのほか小さい30センチのトウベツカジカだった。

   後が続かなかったため、日没ころに同町南端「道の駅あぷた」の隣にある虻田漁港に寄った。防波堤基部に近い岸壁際を探ると、1投目で勢いのある当たり。底を取って少し浮かせたところでヒットした。小気味いい引きを楽しみながら上がってきたのは25センチのシマゾイ。噴火湾ではポピュラーなターゲットだ。

   グローブをはめても手がかじかむ季節。短時間でも根魚とのやり取りに満足して噴火湾を後にした。

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