苫小牧で再びの偉業達成へ スマイルJ 3カ国と激突/あすから

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  • 2025年2月5日
北京五輪のアイスホッケー女子準々決勝でプレーする日本代表選手(右)=2022年2月、北京(時事)
北京五輪のアイスホッケー女子準々決勝でプレーする日本代表選手(右)=2022年2月、北京(時事)

 女子アイアスホッケーのミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選G組が6日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで開幕する。日本代表「スマイルジャパン」は6日にフランス、8日にポーランド、9日に中国といずれも午後3時半から対戦。五輪切符獲得の条件となる1位通過による4大会連続5回目の出場を目指す。[関連9、10面]

 代表は1月23日から予選前の最終となる合宿を同アリーナで開始していた。飯塚祐司監督の指揮の下、氷上練習を公開した始動直後を除いて非公開とし、チームが持ち前としているプレーのスピード感を支えるためのパスやシュートの精度、的確な判断に基づく攻守の切り替えといった勝負を分ける各局面を鍛え、調整を進めてきた。

 今回の最終予選に向けたスマイルジャパンのスローガンは「ワンチーム」で目標は「圧倒して全勝」―。全員が意識として共有してきた。小池詩織主将(道路建設)は「チームの世代を超えて決めた合言葉」と語り、「出場権の獲得が最終ゴール。予選スタートからしっかりプレーを実行していきたい」と決意を述べた。

 スマイルと対戦するG組各国代表チームも集った。中国が1月28日、事前に釧路市で合宿したフランスが2日、ポーランドが3日までに苫小牧入りし、開幕前日の5日にはそれぞれ公式練習に臨んで試合リンクの状態を確かめた。

 国際アイスホッケー連盟主催の女子五輪最終予選の苫小牧開催は韓国・平昌大会出場を競った2017年2月以来8年ぶり2度目。当時はオーストリアに6―1、フランスに4―1で連勝後、最終日にドイツを撃破した。当時参戦のベテランと新戦力をかみ合わせた今回のチームが氷都・苫小牧で再びの偉業達成へ全力をぶつける。

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