年明け早々、身内の葬儀で宗谷管内浜頓別町を訪れた。これまで何度も訪れたことがあり、記者も以前、住んでいたことがある町だが、今回の訪問では驚く発見があった。
何気なく町を散策していたら、見慣れたマークが目に留まった。円を描き、その内部に横棒を書き入れた、苫小牧の市章だった。
「遠く離れた町に、なぜ?」
一瞬混乱したが、よく観察すると、円の上部が切れており、苫小牧の市章とは少し違うよう。ホームページで調べてみると、「浜」を片仮名で表した同町の町章だった。苫小牧の市章は「苫」を片仮名で表したデザイン。「ハマ」と「トマ」が偶然にも、似通ったマークになったようだ。
ちなみに、同町のクッチャロ湖はウトナイ湖と同じ、ラムサール条約の登録湿地。同町の公式キャラクター「スワットン」は、とまチョップと同じくハクチョウがモチーフとなっており、誕生日も1日違い。両自治体の間に勝手に縁を感じている。(百)