アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は22日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで記者会見を開き、2024~25シーズンから着用する新ユニフォームのデザインを披露した。荻野順二監督、城野正樹チーフマネジャーと選手のDF佐々木一正、ハリデー慈英が出席。荻野監督は「これを着て選手がしっかり結果を出し、ワシスタントに応える姿が浮かんだ」と期待を込めた。
「ヒストリーオブトマコマイ」と題し、100年近く地元の名門アイスホッケーチームとして紡いだ歴史とそのプライドを背負ってきた先人たちへの思いをコンセプトに据えた。デザインの変更は北海道、苫小牧を代表するプロアイスホッケーチームとしての誇りやリーグ制覇を成し遂げる覚悟といった思いを込め、競技の魅力をより浸透させていくのが狙いだ。
新ユニホームは伝統的なチームカラーの赤を基調とし、前面から背面につながるストライプで王子製紙苫小牧工場の煙突を表現。苫小牧アイヌ協会監修の下、肩の部分に丸木舟、身丈には代表的なアイヌ文様「アイウシ」が取り入れられている。
今季が17年目のシーズンとなる佐々木は、ユニホームに袖を通し「これまで、さまざまなユニホームを着用してきた。このユニホームで新たな伝統、歴史をつくっていきたい。表現されている“攻守の激しさ”をより発揮し、3冠目指して頑張りたい」と力を込めた。
ハリデーは「込められた思いはすてきなものばかりだし、作られたデザインも格好良く気に入っている。これを着て試合をするのが楽しみ」と語った。
城野チーフマネジャーは「歴代のユニホームは横のラインが主流だった。アジアリーグの中でもスタイリッシュに出来上がった。ユニホームに恥じない結果をチームとして残していく必要があると思っている」と決意を述べた。