機内誌の役目

  • 土曜の窓, 特集
  • 2023年3月4日

  飛行機に乗ってシートベルトを締めると、まず手に取るのが機内誌という方も多いと思います。AIRDOは「rapora(ラポラ)」という機内誌を毎月発行しています。「ラポラ」とは、アイヌ語で「はばたく」を意味する「ラポラポ、ラポラポラ」が語源です。今年の3月で創刊から210号となりますが、今の機内誌のスタイルになったのは、札幌―羽田間を初めて就航した1998年12月から20周年を迎えた2018年12月号からです。昨年の10月3日、「九州・沖縄の翼」ソラシドエアと共同持株会社リージョナルプラスウイングスを設立して一つのグループになりましたが、ブランドや航空事業は独立性を維持する方針ですので、「北海道の翼」として「ラポラ」の発行を続けていきます。

   「ラポラ」は、主に、旅行のための情報提供、機内販売などの機内サービスの案内、社会貢献活動やキャンペーンなどの紹介、そして安全のためのしおりなどで構成されています。AIRDOの場合、北海道から各地に向かう方々と各地から北海道に向かう方々が搭乗されていますので、両方のお客さまに有用でなければなりません。そこで第1部では、北海道をテーマ別に深く掘り下げた特集を組み、第2部で本州の就航空港からのすてきな旅を紹介しています。北海道は掘り下げると面白いテーマが実にたくさんあります。昨年の例を挙げてみますと、「北国フルーツ」、「キャンプ」、「離島ドライブ」、「あずき」など食べ物やレジャーをテーマにしています。先月は「郷土料理」でした。例えば、「あずき」特集(昨年10月号)では、日本の生産量の9割を誇る生産地としての取り組み、食物としての健康機能、あずきを使った和菓子の名品・名店などの紹介をしています。北海道の皆さんも知らないことがたくさんあると思いますよ。

   機内サービスの紹介では、オーディオ・プログラムに注目していただきたいと思います。TEAM NACSの音尾琢真さんがパーソナリティーを務める音楽番組があり、知る人ぞ知る人気番組です。昨年の5月号で100回記念のコメントを頂きました。ありがとうございました。まだまだお伝えしたいことがありますが、紙幅が尽きましたのでここまでとします。AIRDOは、これからも北海道の魅力をどんどん発信していきます。新しいことにもチャレンジしていきますのでお楽しみに。

  (AIRDO社長)

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