今季初日にサクラ 一本防波堤   良型マガレイに大物アブ

  • 釣り
  • 2024年4月11日
ゴーマル(50センチ)サイズのアブラコ=協会提供
ゴーマル(50センチ)サイズのアブラコ=協会提供
うれしいマガレイ良型を手に笑顔の鈴木さん
うれしいマガレイ良型を手に笑顔の鈴木さん
誇らしげにサクラマス=協会提供
誇らしげにサクラマス=協会提供

  苫小牧港・東港の有料釣り施設、一本防波堤(運営、苫小牧港釣り文化振興協会)が6日、今季の営業を開始した。初日からサクラマスが上がって良型のマガレイ、アブラコが釣れるなど、釣り人の歓声が響きわたった。

   初日は午前6時の開場と同時に二十数組が入場した。春のカレイ狙いの投げ釣りと根魚、サクラマス狙いのルアー釣りが中心だ。

   前日に現地入りした日高町の鈴木正美さん(78)は先端から200メートル辺りに投げざおをセット。初めて一本防波堤で釣りをした昨シーズンは47センチの大物アブラコを上げており、2度目の今回もビッグサイズを狙って初日に来場した。

   仕掛けは市販の胴突き。餌はアブラコ狙い一択でサンマの短冊を用意した。40メートルほど沖に仕掛けを投げ込んだところ、午前8時半ごろにアブラコとは違う魚信。巻き上げると、姿を見せたのは38センチのマガレイだった。「カレイは狙っていなかったから驚いた」と言いながら、物は釣れればうれしい良型。表情を緩めた。

   カレイ狙いで夫婦で初めて一本防波堤を訪れたという、札幌市豊平区の清水淳路さん(45)は「きょうが今季の初釣り。練習がてら来てみた。スタッフがいて安全が確保されているし、釣り人のマナーもいい」と感心していた。

   同協会によると、注目情報はこの週末、サクラマスが50センチを筆頭に2匹上がったこと。熱心なファンが多い魚種だけに、釣り人の動きは一気に加速しそう。春のもう一つの主役クロガシラは43~30センチ台の良型が8匹。他に50センチの大物アブラコ、シマゾイ、スケトウダラも出た。水温が低く釣果のなかった釣り人もいたが、魚種とサイズはまずまずのシーズン出だしとなった。

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