氷上のワカサギ釣りシーズンが始まった。苫小牧市勇払263の「勇払ハート沼」は昨年12月に結氷し、下旬には早々と開業。ファンや家族連れで連日、にぎわっている。
市内や近郊の釣り場のトップを切ってシーズン入り。「勇払わかさぎ釣り運営事務局」が運営する民間の管理釣り場だ。入場料金に餌、さお、リール、仕掛け、いすなど道具一切の使用料金を含むシステムで、手ぶらで来て楽しめる。釣った魚を常設の「天ぷら小屋」に持ち込めば、スタッフが無料で天ぷらを揚げてくれる”熱々”のサービスも行っているのがうれしい。
取材に訪ねた11日は、3連休の初日ということもあり、予約の釣りファンや家族連れでにぎわった。
このうち岸寄りのテントに陣取った札幌市清田区の沖野修平さん(49)夫妻は「きょうで今季4度目」という熱心なファン。午前8時に来場し、午後1時までで「私が54匹。妻と合わせてまだ96匹」と苦笑しながらの釣果。活性の高い日は午前で3桁に届くだけに「日によって良い悪いがあるのがワカサギ。ハート沼は水がきれいで魚がおいしく、癖がない。昨年は14回通いました。今季はこれからです」とニッコリ。寒さを物ともせずに釣りを楽しむ気持ちが伝わった。
事務局によると、釣る人で平均300匹、初心者で10匹程度だが、今季の最多は550匹。スタッフは「頻繁にさおを動かして誘いを掛けることが、釣果を上げる一番のこつです」と話していた。
釣り場は、道道苫小牧環状線沿いで北海アサノロックラー苫小牧営業所に隣接。料金は、テント釣り大人2500円(外釣り2000円)、小学生以下1500円(同1000円)。営業時間は午前8時~午後5時。土日・祝日は要予約。問い合わせは 携帯電話080(4047)8808。