糸井 海岸で良型クロガレイ 40センチ超え

  • 釣り
  • 2024年7月11日
投げ釣りで上がっていたクロガレイ
投げ釣りで上がっていたクロガレイ
苫小牧市糸井の海岸
苫小牧市糸井の海岸

  苫小牧市内の海岸は砂浜と人工護岸が多いこともあり、春から秋まで投げ釣りを楽しむ姿がよく見られる。6月下旬の夕方、市内糸井の海岸を訪ねると、40センチを超える良型のクロガレイが上がっていた。

   釣り人は千歳市の50代の男性。投げざお3本をセットし、塩イソメを餌に手前から遠くまで仕掛けを投げてカレイを狙っていた。掛かったのは遠投、ちょい投げの中間、70メートルほど先に投げていたさお。仕掛けは胴突きタイプで幹糸から枝素(針素)が2本出た2本針仕様。一番下に重りが付く。男性は25号の三角重りを使っていた。針はカレイ用の13号だった。

   釣れたのは午後5時すぎ。午後2時に入釣したものの、夕方まで何も魚信はなく、諦めかけたところにさおが大きく揺れたという。「6月以降はサイズが小さくなり中型が中心になる。魚もイシガレイが目立つようになるため、思いの外大きなクロガレイでよかった」と気を良くしていた。

   男性はマツカワを狙うことがあるが、この日はマツカワより高確率で釣ることができるクロガシラやイシガレイを狙っていた。このため餌は、遠投が利くように塩で締めたイソメのみ。マツカワを狙う時はカツオを用意するという。タックルは4・2メートルの投げざおと投げ専用のスピニングリール。道糸はフロロカーボンの2号をセットしていた。

   今季のカレイは「釣れ始めは遅かったが、サイズは割といい気がする」と男性。5月中旬以降は、苫小牧や白老の各ポイントでさおを出すたびにカレイを上げていると胸を張った。マツカワについても「自分は釣れていないけれど、札幌の釣り仲間が50センチ前後の大物を白老で2、3匹釣っている」と話していた。

   苫小牧市内の海岸は、海水温の上昇に伴いカレイの釣果は下がり気味。7月に入ってからは餌取りのフグの姿も見られ始めたという。一方、苫小牧港・西港内では6月中旬に一時、小~中型のソウハチが入れ食いだったこともあるが、その後は散発的。夏魚のサバの小~大が東西両港内で釣れ始めた。

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